大気質APIの重要性
大気汚染(PM2.5・PM10・NO2・O3等)や花粉情報は健康管理・アウトドア活動計画・農業管理に重要なデータです。大気質APIを活用することで、アプリやWebサービスにリアルタイムの空気質情報を組み込めます。
主要な大気質APIサービス
IQAir API
- 提供データ:AQI(Air Quality Index)・PM2.5・PM10・O3・NO2・CO・SO2
- カバレッジ:世界10,000以上の都市
- 無料プラン:月1,000コールまで
- 特徴:独自の空気質ランキング・健康アドバイス付き
WAQI(World Air Quality Index)
- 提供データ:AQI・各種汚染物質濃度
- 無料プラン:非商用利用で無料
- 特徴:世界中の公的測定局データを集約・日本の測定局も多数含む
OpenWeatherMap Air Pollution API
- 提供データ:CO・NO・NO2・O3・SO2・PM2.5・PM10・NH3
- 無料プラン:月1,000コールまで無料
- 特徴:OpenWeatherMapの天気APIと統合しやすい
環境省 そらまめ君 API
環境省が運営する大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」は、全国の大気測定局のデータを公開しています。CSVダウンロードや観測データの取得が可能で、日本国内の高精度データが入手できます。
WAQI APIの実装例
// WAQIから東京の大気質を取得
const response = await fetch(
`https://api.waqi.info/feed/tokyo/?token=${WAQI_API_KEY}`
);
const data = await response.json();
if (data.status === 'ok') {
const aqi = data.data.aqi;
const pm25 = data.data.iaqi.pm25?.v;
console.log(`AQI: ${aqi}, PM2.5: ${pm25} μg/m³`);
// AQIの判定
const level = aqi <= 50 ? '良好' : aqi <= 100 ? '普通' : aqi <= 150 ? '敏感なグループに影響' : '健康に影響あり';
console.log(`空気質: ${level}`);
}
花粉情報の取得
日本気象協会のtenki.jpでは花粉飛散量予測を提供しています。スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉種別・地域別のデータが公開されています。農林水産省・各都道府県の林業試験場も観測データを公開しており、花粉カレンダーアプリの開発に活用されています。
CO2・温室効果ガスデータ
国立環境研究所・気象庁はCO2濃度の観測データを公開しています。世界的にはNOAA(米国海洋大気庁)のCO2濃度データAPIが利用可能です。カーボンニュートラルの進捗を可視化するダッシュボードへの活用が増えています。
活用例
- 健康管理アプリ:花粉症・喘息患者向けの外出アドバイス
- アウトドアアプリ:登山・自転車のルート上の大気質表示
- 農業支援:農薬散布・収穫の適切なタイミング判断
- オフィス管理:室内外の大気質比較・換気推奨通知
まとめ
大気質APIはPM2.5・花粉・CO2などの環境データをリアルタイムで取得できる有用なリソースです。IQAir・WAQIは無料枠内でも使いやすく、日本の測定局データも含んでいます。環境省のそらまめ君は日本国内の精度が高い公式データです。健康・農業・環境監視など多くのユースケースに応用できます。