気象庁の気象データAPIとは
気象庁はWebサイト上で天気予報・警報・地震情報・火山情報などの気象データをJSONフォーマットで公開しています。これらのエンドポイントを使うことで、天気予報アプリ・防災情報システム・農業支援ツールなどに無料で気象データを活用できます。ただし、公式APIとしての提供ではないため仕様変更のリスクがあります。
気象庁の主な気象データエンドポイント
天気予報(今日・明日・週間)
// 地域コードを使って天気予報を取得
GET https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/forecast/{地域コード}.json
地域コードは気象庁のサイトで確認できます。東京は130000、大阪は270000などです。レスポンスには当日・翌日・週間の天気・気温・降水確率が含まれます。
警報・注意報
GET https://www.jma.go.jp/bosai/warning/data/warning/{地域コード}.json
各地域の警報・注意報の発令状況を取得できます。大雨警報・暴風警報・津波警報などの種別と対象地域が含まれます。
気象情報(概況)
GET https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/overview_forecast/{地域コード}.json
気象庁JSONデータの解析
天気予報JSONのデータ構造は複雑なため、各フィールドの意味を理解する必要があります。
publishingOffice:発表気象台reportDatetime:発表日時timeSeries:時系列データ(天気コード・降水確率・気温等)weatherCodes:天気コード(100=晴れ、200=曇り、300=雨など)
地震情報API
P2P地震情報API
P2P地震情報は個人が開発した非公式サービスですが、多くの防災アプリに使われています。WebSocket経由でリアルタイムの地震情報を受け取れます。
// WebSocketでリアルタイム地震情報を受信
const ws = new WebSocket('wss://api.p2pquake.net/v2/ws');
ws.onmessage = (event) => {
const data = JSON.parse(event.data);
if (data.code === 551) { // 地震情報
console.log(`地震: M${data.earthquake.hypocenter.magnitude} ${data.earthquake.hypocenter.name}`);
}
};
気象庁 防災情報XMLフィード
気象庁は気象・地震・津波情報をXML形式で配信しています。大量データの取得には有料の気象データプロバイダーを使うことを推奨します。
商用サービスへの気象データ活用
商用サービスには気象庁データのほか、OpenWeatherMap・WeatherAPI・ウェザーニュース等の商用APIも選択肢です。
- 農業:降水量・気温を使った作業スケジュール最適化
- 物流:悪天候予測による配送ルートの事前調整
- EC:天気に連動した商品レコメンデーション(雨具・防寒具等)
- 観光:訪問先の天気情報の自動表示
まとめ
気象庁の気象データは無料で活用できる非常に価値あるリソースです。天気予報・警報・地震情報などを自社サービスに組み込むことで、ユーザーの安全・利便性向上に貢献できます。ただし公式APIとしてのサポートがないため、商用重要システムには商用気象データプロバイダーとの組み合わせを推奨します。